グリプトドンは、南北アメリカ大陸に住んでいた今から6000年前に絶滅した哺乳類です。恐竜が絶滅したのは6500”万年”前だから、6000年前なんて、つい最近です。最近どころか、グリプトドンが絶滅したのは人類が原因と言われています。
グリプトドンは体長が2〜3メートルにもなったアルマジロの仲間で、アルマジロとは違い、背中の甲羅が一体式で、甲羅の厚みが2センチもあった。この甲羅が原始人たちの戦うときの盾や倉庫、入れ物にちょうど良かったらしく、原始人たちにたくさん捕らえられてしまったようです。原始人たちの遺跡から、グリプトドンの甲羅が発見されています。肉も食べたかもしれないけど・・・。
グリプトドンは、口や歯から分かるように昆虫や草を食べていた動物で、武器となるようなものがなく、肉食動物に襲われたときは、頭と手足を甲羅に引っ込めて、肉食動物があきらめるのを待つ戦法だったので、当時の人類にとって、でっかいけれど捕まえやすい動物だったのでしょう。今でも人間が原因で絶滅の危機を向かえている生き物がたくさんいます。人間が一番恐いぞ。