本の表紙
内容のご紹介
後藤和文さんによる「マンモスを現代に復活させる大作戦」の実話物語。マンモスは1万年ほど前に絶滅しているけど、死んでしまったマンモスの遺伝子を見つけだして、マンモスの子どもを誕生させる話。マンモスを見つけるにはシベリアの永久凍土を訪れ、新鮮な冷凍マンモスを探しあてないといけないという、まさに大作戦。館長が手にした本は旺文社ジュニア・ノンフィクションのシリーズだから易しく書かれていたのでスラスラ読めます。
本のデータ
●書名 マンモス復活大作戦'90 ●写真・文 後藤和文 ●発行所 株式会社旺文社 ●発行 2000年7月20日 |
後藤さんは牛の死んだ精子を卵子に授精し子牛を誕生させることを世界で最初に成功させた人。牛の時は死んだ精子と生きている牛の卵子で子牛を誕生させたが、マンモスはオスもメスも絶滅しているから、マンモスの精子とゾウの卵子を使いマンモスとゾウの半々の子どもを誕生させ、この子とマンモスの精子でもう一度、よりマンモスに近い子どもを誕生させ、これを繰り返して「ほぼマンモス」を現代に誕生させる壮大な計画。
マンモスが復活したらのびのびと暮らしてもらうために、別の科学者が計画している1万年前の自然を丸ごと再現した公園「プライストシーン・パーク」での受け入れが準備されている。ここでは復活したマンモス達の1万年前の暮らしの様子を見ることができるはず・・・。
ページの左部分は、マンモスの新鮮な細胞や遺伝子を探した時に発見されたマンモスのキバや骨の化石など。発見のための探検旅行では新鮮で柔らかい厚いヒフと肉が見つかったが、残念ながらその中から復活に使えるような新鮮な遺伝子は含まれていなかった。 |