プレシオサウルスは恐竜がいた時代の海にすんでいた大型爬虫類なので、恐竜ではありません。恐竜の定義は陸に住んでいる4本足の生き物で、4本の足が体からまっすぐ下にひじやひざを曲げずにのびているのが恐竜の特徴だからです。プレシオサウルスはいったん陸でくらしていた生き物が再び海に戻った生き物なので、空気を呼吸します。手や足は完全にヒレ型に進化し、海の中を鳥の翼のようにパタパタ動かしながら、流線型の体を活かして早いスピードで動き回り、アンモナイトのような頭足類や魚たち、さらに、長い首を活かして海面を飛ぶ鳥などをパクっとくわえて捕まえていたようです。海にいた海生爬虫類の仲間には、プレシオサウルスのような首が長くて頭が小さい仲間と、首が短く胴体と頭がクジラのようにすぐにつながっていて、頭が大きく、口が大きな仲間の2種類がいました。日本でも福島県でフタバスズキリュウというプレシオサウルスの仲間の化石が見つかっていますよ。おもちゃはカバヤのダイノワールドのプレシオサウルス。粘土で作った台に巻き貝とサンゴのかけらをあしらって海の底っぽくしてみました。